加工範囲が広がったことにより効率アップ
先日、ワイヤー加工機を増設したお知らせを掲載いたしましたが、
このワイヤー加工機ならではの大きさを最大限に活用することによって、
効率的な加工を進めております。
愛読している月刊誌の「機械技術」の中に、村上英樹先生による素晴らしい記事が掲載されておりました。
可能な限り多くのワークを同じ段取りで連続加工していく、いわゆる多数個同時加工を行い、日当たり出来高を高めていく方針は、
正味の金型製作コストに基づく方針となる。
「これだけは押さえておきたい 収益力アップのためのコスト管理の考え方」. 『機械技術』. 2024年7月号, p.22.
この方針はまさに弊社の考えに合致するものであり、常日頃より工夫を凝らし、効率化を求め続けております。
750幅が生み出した「プレート2枚同時加工」
この複数個同時加工を「プレートでも出来るように」と考え、
今回導入したワイヤー加工機が可能にしたものが、「2枚のプレートを横に並べることで1度の段取りで一気に加工を進めることが出来る」という手法になります。
これにより1枚の加工に自動運転で4時間かかるものが倍の8時間をかけられることになり、
夜の間でも無人運転による出来高の増加に大きく貢献するようになりました。
アイディアの組み合わせによるスムーズなプレート製作
このような加工アイディアの組み合わせにより、
上記の写真のような160×520のプレート6枚を弊社では2週間で製作することが可能です。
主要3種のプレート(パンチ・ダイ・ストリッパー)には鏡面仕上げを行っております。
金型製作のみならず、弊社ではベースプレートのみの製作も承っておりますので、
お気軽にお問い合わせください。