「自動加工」のさらなる応用編
先日公開した技術コラム「【経営者必見!】「DV-1」による部品加工の有効活用テクニック」では、
アマダマシナリー製のグラフィカルプロファイル研削盤「DV-1」を用いて、
アイディアや工夫を重ね、自動化による24時間以上の無人運転や、
最適化された段取りで複数個同時製作加工を行う例など、
効率よく、かつ品質を重視した加工に取り組んでいる様子をご紹介いたしました。
特にこの「複数個同時加工」は効率化を図る上で非常に重要になっており、
少人数でありつつも内製化の促進のために不可欠な加工方法なのですが、
弊社ではさらなる効率化を目指し、
「同じ形のパーツを複数個同時加工」のみならず、
「異なる形のパーツを同時に加工」できる手法を編み出しました。
こちらを御覧ください。
この母材の上部に注目しますと、
前回と違い、同じ形状が並んでいるわけではないようです。
では、こちらを前回同様にそれぞれを切断していくと・・・
幅の厚みさえ同じであれば、
異なる形状であろうと同時に加工してしまえるのです。
今回の形状の中でも、ひときわ薄い左端のパンチの、この加工部位の薄さはなんと0.1mmになりますが、
このようなパーツも品質を損なわずに他形状とともに加工ができます。
加工時間について
今回の部品の総加工時間は、表:23時間・裏:22時間の計45時間になります。 表面と裏面の加工に切り替わる際に一部砥石の交換があるため、 最初の段取りと1回の砥石交換は必要になるものの、 それでもほぼ丸一日、無人運転を行うことができます。 通常であれば4個を1品1品段取りするため、その都度作業者の介入が必要になってしまうところを、 このような母材からの工夫によって、無人での加工を行うことが可能になっていることは、 少人数で運用している弊社には大変有用なテクニックになっております。 さらに、弊社では砥石の消耗をエコにするために加工速度を遅めに設定して運転しておりますが、 ランニングコストの削減をしながら、自動で精度の高いものを安定して作れる利点がとても大きいです。
まとめ
プロフェッショナルが作る極上の部品を、わずかな段取りで、無人かつ自動で作れるDV-1。
「購入を検討しており、気になっている」
「実際に使ってみて確かめてみたい」
など、様々なお悩みがあると思います。
弊社では長年培ってきたものづくりへの想いとテクニックで、
DV-1での部品製作を行ってきた実績があります。
加工したい部品のデータをいただけますと、
ご一緒に加工を体験し、完成した部品をお持ち帰り出来るデモも行っております。
興味のある方は見学やテスト加工など、
多種多様なお困りごとに対応いたしますので、
まずはお気軽に、弊社までお声がけくださいませ。